レース展望
東京競馬場芝2000mで行われる秋の大一番天皇賞秋。2022年と2023年は世界最強馬イクイノックス筆頭に超ハイレベルなメンバーが集結していました。それもあってか昨年の出走頭数は11頭と少頭数のGⅠとなりました。今年は打って変わり、登録馬17頭でリバティアイランドやドウデュース含めた中距離戦線の最強馬たちが集まっています!
東京競馬場芝2000m
3歳以上 牡馬・牝馬
《賞金》
1着 2億2千万円
2着 8千8百万円
3着 5千5百万円
4着 3千3百万円
5着 2千2百万円
データ
枠順

8枠の連対率が0%というのが気になりますが、基本強ければどの枠からでも勝てるというのがデータから見て取れると思います。
ちなみに4枠の4勝はラブリーデイ、キタサンブラック、レイデオロ、イクイノックスの4頭で全て1,2番人気でした。
脚質

東京コースは直線が長いので、馬の能力がそのまま発揮されやすいです。そのため、能力さえ通用するならば逃げ馬でも追込み馬でも好走出来るというのが特徴です。
ちなみに過去10年で天皇賞秋を逃げ残った馬はキセキ、アエロリット、パンサラッサの3頭です!
年齢
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
5歳以下 | 10-10-10-74 | 9.6% | 19.2% | 28.8% |
6歳以上 | 0-0-0-47 | 0% | 0% | 0% |
過去10年で6歳以上の馬は1頭も馬券圏内に絡んでいません。
22日火曜日時点の登録馬で6歳以上に該当するのはサトノエルドール、ステラヴェローチェ、ノースブリッジ、リフレーミングの4頭です。
出走間隔
出走間隔 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
中7週以内 | 0-0-1-31 | 0% | 0% | 3.1% |
中8週以上 | 5-5-4-24 | 13.2% | 26.3% | 36.8% |
近走の傾向として出走間隔をあける傾向があります。近5年で見ると中7週以内で好走したのは毎日王冠からのアエロリットのみです。
今年の登録馬で中7週以内の馬はサトノエルドール、シルトホルン、ステラヴェローチェ、ニシノレヴナント、ホウオウビスケッツ、マテンロウスカイ、レーベンスティールの7頭です。
しかし、それぞれ厩舎によって馬に合わせた調整方法があるので中7週以内だからといって馬券から外すのは要注意だと思います。
🔥渾身の注目馬
ジャスティンパレス 坂井瑠星
渾身の注目馬に選んだのは昨年の天皇賞秋2着に健闘したジャスティンパレスです。前走宝塚記念は悪天候による重馬場であった点と直線で荒れた内を通った点が影響しての負け。2走前のドバイシーマは明らかに展開が合わない中で4着、リバティアイランドと差のない競馬をしているので評価出来る4着だと思います。3走前の有馬記念は内有利の中、後方から外を回って位置を押し上げて4コーナーも大外を回すロスがあっての4着なら評価出来ると思います。
今年のメンバーは比較的先行勢がそろっているので、差し馬に展開利がありそうです。昨年ほどのハイペースにはならないと考えれば、大外一気は差し損ねる可能性もあります。しかし、鞍上が先行策が得意な坂井瑠星騎手なので、中団よりやや後方の位置に付けて末脚を活かす差し競馬をしてくれると思います。今年は17頭いるので最後方からの追い込みは厳しそうです。父ディープインパクトという血統背景からも直線で末脚勝負ならメンバー最上位と言ってもいいと思います。
予想
週末はあまり天気が良くなさそうですが、土曜日時点で曇りなので良馬場想定で予想します。
◎12リバティアイランド 川田将雅56kg
本命は昨年度の三冠牝馬リバティアイランドにしました。前走GⅠドバイシーマクラシック後に右前脚の種子骨靭帯に軽度の炎症が確認され、今春、国内では療養となっていました。ですが、10/17(木)の調教では6F80.2、ラスト1F10.8という長期休み明けとしては十分な動きをみせています。昨年を振り返ると、三冠達成してから1ヶ月後には世界最強馬イクイノックスとジャパンカップ(東京2400)という牝馬にとってタフなコースで対戦して2着に健闘しました。ジャパンカップはパンサラッサが作ったハイペースで離れた馬群はミドルペースだったと思います。それでもイクイノックスの直後4番手であの脚を使えるなら能力は現役最強と言っても過言ではないと思います。血統背景も明らかにドウデュースよりもコースとマッチしていて、切れる脚は確実にメンバー最上位です。もはや、この馬以外印を作る必要がないと思ってしまうほどですが、以下続きます。
○11ジャスティンパレス 坂井瑠星58kg
昨年の同レース2着のジャスティンパレスを対抗にしました。近3戦が4着以下で前走10着ということもあり、人気を落とすと思います。しかし、昨年の天皇賞・春を勝ってから宝塚記念、天皇賞・秋と連続で強い走りをしています。オッズ妙味を加味しても買う価値は大いにあります。正直調教は物足りない印象ですが、特に故障もなく順調に来ているそうなので本番ちゃんと走ってくれると思います。 テン乗りですが、坂井騎手ならウイニングポジションに付けてくれるはずです!詳しくは上記「🔥渾身の注目馬」をご覧ください。
▲4タスティエーラ 松山弘平58kg
昨年のクラシック三冠は全て3着以内のダービー馬です。菊花賞後は有馬記念、大阪杯、天皇賞春と来ていますが持ち味不発といった感じで凡走が続いています。有馬記念は直線で挟まれ、大きく手綱を引く不利があったので6着なら見直し可能です。大阪杯は松山騎手がウイニングポジションに付けてくれましたが、スローペースからの瞬発力勝負で完全に力負けでした。天皇賞春は距離が長すぎたと思います。タスティエーラは先行して長くいい脚を使える点が他の馬より長けているので、内をロスなく回って早めに追い出して粘りこむ形になればなぁと思います。
△6ソールオリエンス 横山武史58kg
前走宝塚記念2着。この馬は終いにかければ物凄い切れる脚を使えるので展開次第では上位争いあると思います。今回人気しているレーベンスティールと同じ新馬戦でソールオリエンスが勝っています。さらに、陣営も晩成型と言っており、本格化の時期なのではないでしょうか。この人気なら馬券に抑える価値あると思います。
△14レーベンスティール C.ルメール58kg
正直過剰人気だとと思います。秋のルメール騎手の活躍やレーベンスティールの近2戦の重賞が強い勝ち方だったことがオッズに反映されすぎな印象です。ただ、昨年のセントライト記念でソールオリエンスに勝っているほどですから、能力があることは間違いないです。血統的にも父リアルスティールでディープインパクト系なので東京コースは合うと思います。今まで戦ってきたメンバーレベルが低いので5番手評価までにしました。
☆10ダノンベルーガ C.デムーロ58kg
2022年のダービー4着。前走ドバイターフ3着は理想より後方になったものの、スムーズにレース運び出来たそうです。モレイラ騎手のレース後コメントでは距離がさらに50mぐらいあれば勝ち負けだったと言っていたため、今回の2000mはいいほうに出ると思います。鞍上は変わりますが、凱旋門賞ジョッキーのC.デムーロ騎手なのでしっかり能力を引き出してくれるはずです。
最後に
過去データやコース形態の情報に関しては正確性に努めますが、保証することは出来ないことご理解の上ご参照ください。注目馬情報や予想はあくまでも個人の見解ですので、参考程度でお願いします。なお、馬券の購入は自己責任でお願いします。詳しくは当サイトのプライバシーポリシーをご覧ください。
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