はじめに
夏のハイレベル重賞「GⅡ札幌記念」。夏にGⅠがないことから札幌記念にGⅠ級の馬たちが集まりやすく、GⅢGⅡの中で最もハイレベルな重賞レースとして知られています。今年もジオグリフ、シャフリヤールを筆頭に計12頭のGⅠ級メンバーが揃いました！
昨年はQE2世C(香港GⅠ)2年連続2着好走のプログノーシスが優勝しました。今年もプログノーシスが出走予定で非常に楽しみな一戦です！
データ紹介
枠順
Cコース替わり初週に開催されるため、圧倒的内有利の馬場となっています。昨年勝ったプログノーシスは7枠でしたが、道中は内側を通っていました。稍重の場合は外を回すほうが伸びやすいことから2018年の札幌記念はマカヒキが大外ぶん回しで2着に好走しています。
今年は良馬場で開催出来そうなので内を通ってイン差しが出来る馬が有利になりそうです！
脚質
内有利ですが、先行馬が有利という訳ではないので要注意！
道中内で溜めて直線差し脚を発揮出来れば十分に差し切れるコースです。実際過去10年3着内馬全30頭中、2コーナー5番手以内で通過した馬は10頭にとどまっています。
人気
GⅠ級メンバーが集まる中で1番人気が過去10年1勝もしていません！ただし、複勝率は70％あります！
今年の1番人気想定はプログノーシスなので、このデータを打ち破るのか注目です。勝率が最も高いのは2番人気で50％です！
札幌記念は比較的人気決着が多く、3連単配当１万円台くらいが多いです。
予想
◎2ジオグリフ 横山武史58.0kg
2022年皐月賞でイクイノックスに勝ってGⅠ制覇したジオグリフを本命にしました。現時点でGⅠレース以外はすべて3着以内に好走しています。なかなか勝ちきれないレースが続いていますが、ダートを使ったり、出走したレースのレベルを考えると度外視して問題ないと思います。2走前大阪杯はほぼ同じ位置を走っていたタスティエーラが11着でその外にいたジオグリフが5着(勝馬と0.3s差)ならむしろ好内容！前走安田記念(6着)は先着馬がマイルのスペシャリストなので0.5s差なら大健闘！内枠有利の今回、2番枠を確保できたのは追い風！皐月賞以来の重賞Vに期待です。
○11プログノーシス 川田将雅58.0kg
キャリア14戦すべて掲示板を確保するほどの安定ぶり。ロマンチックウォリアーとも0.1s差で競馬出来ているのでこのメンバーであれば余裕で勝てるはずです。陣営側も昨年より状態がいいとコメントしていて連覇濃厚だと思います。唯一懸念点を挙げるとゲート難がややあるため、そこをクリアしてくれれば外枠でもスムーズな競馬が出来ると思います。
▲3ボッケリーニ 浜中俊58.0kg
メンバー最高齢馬(8歳)、もし勝てば史上初の8歳馬で札幌記念制覇となります。GⅡ、GⅢではコンスタントに好走していて、馬にもまだフレッシュさがあるそうです。1週前追い切りも自己ベストと0.2s差の4ハロン52秒4をマークしています。渋った馬場も得意なので洋芝は問題ないと思います。
△6トップナイフ 田辺裕信58.0kg
前走函館記念は手術明けで9ヶ月ぶりのレースだったので度外視。今回は長期休み明け2戦目。昨年の札幌記念の走りを見てもGⅠ馬たちに引けを取らない能力があると思います。前日オッズでは8番人気なので妙味もあると思います。
△1ドゥラエレーデ 藤岡佑介58.0kg
近5戦はダート重賞を走っているドゥラエレーデ。芝ではGⅠホープフルステークスを制覇しています。ダートでも芝でも逃げ先行策で好走経験があるので今回も番手か、よどみないペースで逃げれれば好走可能だと思います。しかも今回1枠という絶好枠を確保できたのは大きいと思います。
☆4シャフリヤール 武豊58.0kg
2021年のダービー馬。2走前有馬記念はドウデュースと0.3s差の5着に健闘しました。前走ドバイシーマもレベルスロマンスと0.3s差と能力を見せています。鞍上は初騎乗の武豊騎手なので札幌コースも攻略してくれるはず！
☆12ノースブリッジ 岩田康誠58.0kg
前走プログノーシスと同レースに出走して0.2s差の3着に好走。香港で好走しているので、遠征や洋芝は問題なし！むしろ札幌コースはノースブリッジに向くと思います。ただ、大外枠になってしまったのと思いのほか人気している点を考慮して7番手評価にしました。
最後に
過去データやコース形態の情報に関しては正確性に努めますが、保証することは出来ないことご理解の上ご参照ください。注目馬情報や予想はあくまでも個人の見解ですので、参考程度でお願いします。なお、馬券の購入は自己責任でお願いします。詳しくは当サイトのプライバシーポリシーをご覧ください。
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