大阪杯 展望
2024年3月31日(日)に阪神競馬場で行われるGⅠ大阪杯。施行条件は以下の通りです。
・阪神競馬場 芝2000m
・4歳以上
・定量戦
・国際競争
賞金は1着2億、2着8000万、3着5000万、4着3000万、5着2000万です。
今年の大阪杯は大混戦です!前走GⅡ以上のレースを勝利した馬はプラダリアの1頭のみです。過去10年で言うと、荒れたり堅かったり、展開一つで大きく変わりそうです。基本的にはスローペースからミドルペースになりやすく、逃げ先行が1~2頭+差し馬(+追い込)という感じが多そうです。
というのも、阪神芝2000mはスタート直後に坂があるため、ペースが落ち着きやすいコース形態なんです!今週からBコースに変わるため、内枠の先行馬が有利になると思います。最後の直線は短く、坂があるので切れ脚を持った追い込み馬が勝ち切るのは厳しいと言えます。なので、先行して長くいい脚を使える馬が好走する傾向にあります。
今年は30日に行われるドバイワールドカップデーに多くの有力馬が出走するため、大阪杯は若干手薄なメンバーになりました。
過去10年データ紹介
人気
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対 | 複勝 |
1番人気 | 2 | 2 | 3 | 3 | 20% | 40% | 70% |
2番人気 | 4 | 1 | 1 | 4 | 40% | 50% | 60% |
3番人気 | 0 | 1 | 0 | 9 | 0% | 10% | 10% |
4~6番人気 | 2 | 5 | 4 | 19 | 6.7% | 23.3% | 36.7% |
7~9番人気 | 2 | 1 | 1 | 25 | 6.9% | 10.3% | 13.8% |
10番人気以下 | 0 | 0 | 1 | 44 | 0% | 0% | 2.2% |
1~2番人気は複勝率60%を超えていて人気馬の信頼度は高いです。しかし、3番人気が1頭しか馬券圏内に好走していないというのは少し気になるところ。人気ガチガチ決着というのはなさそうです。
4番人気以下で3着以内に好走した馬の共通点を探したところ、過去10年16頭中10頭が4角4番手以内を走っていました!
枠順
枠 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対 | 複勝 |
1 | 0 | 1 | 0 | 12 | 0% | 7.7% | 7.7% |
2 | 0 | 0 | 1 | 12 | 0% | 0% | 7.7% |
3 | 2 | 3 | 1 | 10 | 12.5% | 31.3% | 37.5% |
4 | 2 | 1 | 2 | 12 | 11.8% | 17.6% | 29.4% |
5 | 2 | 1 | 2 | 13 | 11.1% | 16.7% | 27.8% |
6 | 1 | 2 | 1 | 15 | 5.3% | 15.8% | 21.1% |
7 | 2 | 1 | 2 | 14 | 10.5% | 15.8% | 26.3% |
8 | 1 | 1 | 1 | 16 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
レース展望で先述したように大阪杯は内前有利のレースですが、注意したいのは内枠がいいというわけではない点です!枠順成績を見ても1枠と2枠は勝率0%で連対率も他の枠に比べて低いです。あくまでも、先行して内側のコースを走れればいいので外枠でも先行力のある馬なら問題ないはずです。3枠の成績が突出していいように見えますが、近4年は1頭も好走していないので注意。枠順のメンバー構成によってどの枠が有利に働くかが他の重賞よりも影響しそうです!
4角5番手以内!!
過去10年3着以内に好走した30頭中22頭が4角で5番手以内を走っていました。先行力のある馬が好走すると先述しましたが、それに加えて後方から道中押し上げて4角で前にいることのできる馬も好走しています。直線一気の激追い込み競馬はよっぽどペースが流れないとないですし、今年のメンバーをみてもゆったりとした展開になりそう。あとは馬場状態も影響するので、当日にならないと何とも言えませんが、大阪杯のセオリーは4角5番手以内の馬を探せ!!だと勝手に思っています笑
注目馬情報
タスティエーラ 松山弘平
昨年のダービー馬!鞍上は弥生賞と皐月賞でコンビを組んだ松山騎手に復活!今回注目馬情報で激推ししたいと思います。比較的弱いと言われている4歳世代の中ではダントツでタスティエーラが強いと考えています。弥生賞(ディープ記念)の時計を振り返ると、2:00.4という時計は相当優秀なんです!近年2:01.0を超えたのはマカヒキ、ワグネリアン、ドウデュース、アスクビクターモアというそうそうたるメンツ。皐月賞は2着でしたが、1~9着の馬はタスティ以外3角8番手以下を走っていた差し馬でした。先行して粘った馬はこの馬だけなんです!!さらに、この記事で何度も言うように大阪杯は内前有利で、展開も味方するはずなんです!!前走の負けや4歳世代の世間からの評価で過剰人気しない今回はオッズ妙味も含めてねらい目だと思います!!
スタニングローズ 西村淳也
2023年5月のヴィクトリアマイル後に左前脚の腱周囲炎が判明し、休養していたスタニングローズ。約10ヶ月振りのレースに挑む!何と言ってもこの馬はスターズオンアースやナミュールの世代。スターズオンアースはジャパンカップや有馬記念で3着以内に好走。ナミュールはマイルCSを制するなど2頭とも古馬になっても活躍している。スタニングローズはその2頭に秋華賞で勝ち切っているほどの能力がある。さらに、秋華賞と同舞台というのも合うだろうし、先行出来るタイプなのでいきなり勝ち切ってもおかしくない。
ローシャムパーク 戸崎圭太
前走香港Cは8着だが、調整過程が上手くいかなかったそうなので度外視。2走前のオールカマーと3走前の函館記念は評価するべきで、相手関係から相当な能力を持っていることが証明された。崩れたレースは敗因明確で、今回調整順調な点と小回りの函館で勝っている点を考えれば上位争いは必至!オールカマーくらいの位置取りとレース運びが理想だと思います。
さいごに
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