函館スプリントステークス展望
圧倒的に強力なスプリンターが不在の中行われるスプリント重賞。重賞未勝利の馬が多数出走していて、初重賞獲得に燃える16頭が集まりました。夏競馬の始まりにふさわしい激闘に期待です!
コース解説
スタート地点は向正面の左端にあるポケット。最初のコーナーまで約490mあり、緩やかな上り坂です。3~4コーナーはスパイラルカーブです。カーブの途中に坂の頂上があり、最後の直線半ば辺りまで緩やかな下り坂です。その後はゴールまで平坦です。全体の高低差が3.5mあり、意外とタフなコース形態となっています。
小回りで直線も短く、さらには開幕週であることから圧倒的先行有利です。しかし、どの陣営も当然周知の上なので先行争いが激しくなり、ハイペースになりやすいです。その結果近年は差し馬も1頭は3着以内に好走しています。
詳しくは以下の全コース解説記事をご覧ください。
データ紹介
枠順
データを見ると外枠の成績が良いようです。恐らく先行出来ないと内枠は厳しいと思います。スタートしてから直線が長いため、大外枠でも先行出来ればしっかり好走出来るみたいです。
年齢
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 3 | 2 | 2 | 12 | 15.8% | 26.3% | 36.8% |
4歳 | 3 | 2 | 4 | 17 | 11.5% | 19.2% | 34.6% |
5歳 | 3 | 2 | 2 | 38 | 6.7% | 11.1% | 15.6% |
6歳 | 0 | 3 | 0 | 26 | 0% | 10.3% | 10.3% |
7歳以上 | 1 | 1 | 2 | 23 | 3.7% | 7.4% | 14.8% |
複勝率で見ると3歳4歳が中心ですが、7歳以上も好走するため侮るのは危険です!
予想
函館競馬開幕週に行われるスプリント重賞。圧倒的、逃げ先行有利が有利となっています。ハイペースだと差し馬も1頭は馬券に絡む傾向があります。
◎3アサカラキング 斎藤新
元々2000mくらいの中距離を使われていたものの、距離短縮で一変したアサカラキングを本命にしました。近5戦逃げて連対率100%という安定感。今回内枠に入り、同馬より内の2頭は差しタイプなので展開面もアサカラに味方しそう。初重賞制覇に期待!
○13ビッグシーザー 坂井瑠星
前走高松宮記念7着も0.9s差に抑えているし、スローペースで先行勢に向いての敗戦で度外視出来る。パワー型で洋芝適性も見込まれており小回り経験もあるため函館も問題ないはず。先行争いが激しくなりそうで、後方からでもレースできる同馬には展開面も有利になりそう。
▲6シナモンスティック 丹内祐次
近3戦は着順が振るわないため想定人気だと11番人気。この馬は6~8月にかけて結果を残している点、洋芝の札幌競馬場で実績がある点、さらには昨年のキーンランドカップGⅢでナムラクレアと0.2s差の競馬をしている点からこのメンバーなら勝っても不思議はないと思います。逃げなくても走れるのでアサカラキングにハナを譲っても問題ないはず。オッズ妙味を加味して3番手評価にしました。
△11ジャスティンスカイ 池添謙一
マイルにこだわってレースに出走していたジャスティンスカイ。前走初めての1200mに距離短縮して勝利。3勝クラス(秋色S)ではウインマーベルと差のないレースをしたレッドモンレーヴに勝ち切っている。過去の戦歴から能力はメンバー上位間違いなし!函館デビューなので洋芝は問題なく、一発ホームランがあってもおかしくない馬です。
△16ゾンニッヒ 武豊
ジャスティンスカイと同じ3勝クラスに出走して0.2s差で5着。過去に接戦を演じた馬は、フィアスプライド、ラインベック、インダストリア、レッドモンレーヴなど強敵相手。函館1200mは勝利経験があるコースですし、鞍上が武豊騎手に戻るのもプラスです。前々の馬たちが競ってバテた場合、ゾンニッヒが突き抜ける可能性もあると思います。
印は以上5頭にしました。執筆時点でネット競馬の想定人気が11番人気のシナモンスティックは個人的には妙味を感じています!今回挙げた5頭はほんとにどの馬が勝ってもおかしくないと思っています。
夏競馬の代名詞函館競馬最初の重賞、非常に楽しみです!
さいごに
過去データやコース形態の情報に関しては正確性に努めますが、保証することは出来ないことご理解の上ご参照ください。注目馬情報や予想はあくまでも個人の見解ですので、参考程度でお願いします。なお、馬券の購入は自己責任でお願いします。詳しくは当サイトのプライバシーポリシーをご覧ください。
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