レース展望
京都芝・外回り2200mで行われるエリザベス女王杯。名前の通り、秋の女王を決める一戦。荒れるときは大波乱もあるレースなので、馬券的には難しいレースだと思います。今年は2022年エリザベス女王杯2着のライラックや今年ダービーにチャレンジしたレガレイラなどハイレベルなメンバーが揃っています!
京都競馬場芝2200m
3歳以上牝馬限定
《賞金》
1着 1億3000万円
2着 5200万円
3着 3300万円
4着 2000万円
5着 1300万円
データ
枠順
エリザベス女王杯は過去10年で2020~2022年の3回阪神開催だったため、今回は京都芝2200mの過去3年データを提示します。
外枠が極端に不振というわけではなさそうですが、比較的内枠有利の傾向は間違いなさそうです。
脚質
逃げは厳しいと考えてよさそうです。過去10年で逃げ残ったのはクロコスミアの1頭のみです。先行が好成績ですが、10番手以下からの差し追込みも決まるので脚質は幅広く見ておいた方がよさそうです。
前走レース
前走レースがJRAGⅠ・GⅡだった馬は9-9-9-89
その他のレースは0-0-1-66
この差は歴然です。基本GⅡ以上のレースに出走していた馬が馬券の中心になりそうです。
今回の該当馬はコスタボニータ、コンクシェル、サリエラ、シンティレーション、ハーパー、モリアーナ、ライラック、ルージュリナージュ、レガレイラの9頭です。
しかし、今年は前走GⅠの馬が1頭もいないため、「その他のレース」からの伏兵が激走する可能性も考えられます!
海外ジョッキーを買え?
過去10年で1~3着に外国人ジョッキーが14回好走しています!この時期、海外からの短期免許の騎手が来日する関係もあるとはいえ、2023年のエリザベス女王杯に至ってはC.デムーロ、D.レーン、M.デムーロの3人で決まっています。
今年もJRA通年免許・短期免許含めると、C.ルメール、C.デムーロ、R.ムーア、T.マーカンドの4名が騎乗予定です。騎手マジックが起きるかもしれません!
🔥渾身の注目馬
シンリョクカ 木幡初也 竹内正洋
今回の注目馬は4番人気想定のシンリョクカにしました。2歳まで遡ると阪神JFではリバティアイランドの2着があります。幼い時から馬群の中でも全く怯むことなく堂々とした走りをしていたのが印象的です。その後はあまり結果振るわずといった成績。
しかし、今回竹内師は会見で「去年はまだ非力な部分であったり頼りない部分が残っていましたけど、この春くらいからだいぶ調教の負荷をしっかりとかけても体が減らなくなりましたし、徐々に完成の方向に近づいてくれているのかなという印象ですね。」とコメントしています。2歳で結果を出していますが、ようやく競馬の形も定まってきて完成形に近づいているということなので、ここらで狙い時なのではないでしょうか?そもそも昨年のエリザベス女王杯は9着ですが、スローペースかつ4角8番手から外を回っての展開で圧倒的不利の中、1着と0.5s差なら見直し可能だと思います!
スタートもいいですし、内枠確保出来たら展開利にも期待できそうです。馬・騎手・調教師・馬主初のGⅠ制覇に期待大です!!
調教(6F~1Fのタイム)
2024/10/30(水)美浦D 81.8-64.9-50.0-36.4-24.1-12.4
2024/11/06(水)美浦D 93.1-68.8-52.3-37.3-23.5-11.6(しまい重点)
予想
◎8シンリョクカ 木幡初也56.0kg
本命は前走新潟記念を制したシンリョクカにしました。今回の「渾身の注目馬」にも選びました。木幡初也騎手やシンリョクカ陣営にとってはGⅠ初制覇できるビッグチャンスだと思います!そもそも、京都芝2200mは3コーナーの下りからのロンスパ線になりやすく、非常にスタミナが重要なコースです。シンリョクカは昨年オークスで大外を回るロスがありながら、内々を立ち回ったラヴェルに迫って5着に健闘しています。昨年エリザベス女王杯は明らかな展開不利があっての1着と0.5s差なら見直し可能です。切れる脚はないですが、スタミナに関してはメンバー上位だと思います。近2戦のように比較的展開は同馬に向く可能性が高いので一発狙ってみようと思います!
○7レガレイラ C.ルメール54.0kg
シンリョクカと同枠のレガレイラを対抗にしました。今年は皐月賞6着、ダービー5着、ローズS5着で案外な結果ですが、牝馬で牡馬相手にここまでやれれば相当強いはずです。スタートが課題ですが、末脚に関しては毎回堅実なので差し切ることが出来るのかどうかというところ。今回はルメール騎手が今までよりは前に行きたいと言っているので、中団前目でも同じ末脚を発揮できるなら勝つ可能性もあります。
▲13サリエラ R.ムーア56.0kg
この馬は本命と迷いました。内に包まれるのが苦手な子とは言え、前走オールカマーは流石に負けすぎな気がします。ただ、ディープインパクト産駒らしく堅実に末脚を発揮してくれる点は強調出来ます。昨年エリザベス女王杯はほぼ最後方で外を回るロスありながら、直線は伸びて0.3s差の6着に健闘。今回は世界的名手が騎乗なので、昨年ほど後方にはいないと信じたいです。
△16ラヴェル 川田将雅56.0kg
アルテミスステークスでリバティアイランドを負かしてから1度も3着以内がないラヴェル。昨年オークスを見ればスタミナがあることは間違いないと思います。さらに4走前の京都記念はエリ女と同じコースで、強い牡馬相手に5着に健闘しました。近走は物足りない感はありますが、持っている能力は確かですし川田騎手に乗り替わりで馬が変わることに期待したいです。
穴馬2ライラック 石川裕紀人
2022年のエリザベス女王杯2着馬。内枠確保したので上手いこと内を立ち回れば3着に届いてもおかしくないと思います。
最後に
過去データやコース形態の情報に関しては正確性に努めますが、保証することは出来ないことご理解の上ご参照ください。注目馬情報や予想はあくまでも個人の見解ですので、参考程度でお願いします。なお、馬券の購入は自己責任でお願いします。詳しくは当サイトのプライバシーポリシーをご覧ください。
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